SEMI通信 2019年8月号 Report 2

中国のIC国産化への道は遠い

 

半導体製造サプライチェーンの成長の原動力でもあり、またこれまで半導体市場を支配してきた諸地域にとっては大きな脅威ともなっているのが、中国だといえるでしょう。中国は世界最大の半導体消費国でありながら、その大半を輸入にたよっており、ファーウェイの件でも明らかなように、基幹産業の基盤を国外に依存することは経済的にも、そして恐らくは国家安全保障においても、極めて重大なリスクであると中国が考えるのは当然です。

SEMIジャパンでは、会員の最大の関心事のひとつである中国について情報を提供するため、会員向けのレポート「CHINA MARKET TODAY」をクォータリーに発行することにいたしました。初回レポートは今月発行いたします(会員限定)。

本稿ではその一部を皆様にご紹介します。

 

中国は、半導体の極端な輸入超過を解消するため、「中国製造2025」政策による豊富な資金の投下を続けています。中国での沸騰する半導体製造投資のニュースを見ると、中国の半導体製造能力が急成長しているかに見えます。しかし、下図に示した米調査会社IC Insightsのデータは、消費するICの過半数以上を国産化するという狙いが当面実現されないことを示しています。2013年に12.6%であった国産率は、2018年に15.5%に3ポイント程度成長し、2023年になっても20%に届かない見込みです。

 

図1

 

中国の半導体市場およびサプライチェーンについて、ぜひCHINA MARKET TODAYをご覧ください。レポートは、SEMI Chinaのアナリストが、日本の会員のために制作したスライドに日本語での解説を加えた形式になっています。レポートはこのリンクよりダウンロード可能です(会員限定)。

 

【緊急開催】中国半導体産業と米中貿易摩擦解説 - SEMIマーケットアップデート

8月22日に、中国市場および米国との貿易摩擦について、学会の中国問題権威、トップアナリスト、ならびにSEMIの中国オフィスであるSEMI Chinaのプレジデントがその知見と洞察を皆様とシェアいたします。会員の方には特別価格をご用意しております。詳細はこちらをご覧ください。

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